【知足】ジンベイ親分と学ぶ仏教

これを見てるあなたは今、充実してる人でしょうか?

「知足」は充実してない人には一番必要な言葉だと思います。

勿論、充実してる人も知っといて損はないと思います。

いきなりなんですけど、この「充実」とか「幸せ」とかっていう感覚ってその人の気持ち次第だと思ったことありませんか?

例えば、A君が非モテ男子なんですけど、人生で初めて彼女ができたとします。

最高に幸せですよね?

でもB君は超モテ男で彼女がいるんですけど、違う女の子と付き合いたいなって思ってたとします。

この場合、どっちが充実してるあなただと思いますかって言ったらおそらくA君のほうが幸せですよ?

でも、モテる能力でいうとB君のほうが高いですよね。

B君はA君よりも求めるものが高いので、相対的に充実してないんですよね。

今回はこのことに関する「知足」というものについて話していきたいと思います。

知足は富を生み出すとも言われてるなので是非ご覧ください。

知足とは?

簡単に言うと知足とは、「足りるを知る。」というものです。

より詳しく説明すると、自分が今持っているもの(能力、環境、道具など)を徹底的に知り認めろという仏教の教えです。

この「知足」という言葉は「満足」という言葉に少し似てる言葉でもあるんですが、「満足」とは少し違うものなんですよね。

満足とは何かに対して、外部から満たされて行くようなイメージ。

であり、

知足とは、自分から足りていることに気づいていく積極的なイメージ。

なんですね。

あなたは充分に足りているということに気づきなさいということ。

→今あるものに満足せよ×

→今あるものをよく知れ○

しかし、決して現状に満足しろというわけでもありません。

人間が快適に生きていくためには、食べ物が必要であり、過ごしやすい家が必要であり、教育を受けることが必要です。

勿論それらにはお金が必要となってきますが、これらを求めていくことは悪いわけではない。

又、これを求めていくために努力や工夫をすることも悪いことではなく、むしろそれらは積極的にやっていかなければならない良いものなんですよね。

良い欲と悪い欲

例えば、

多くの人が誰かと比較した時に他の人を羨ましいと思ったときに出る、

「それを手にしたい。」だとか「あの人みたいになりたい。」という、ないものねだりのような欲は悪い欲です。

逆に、

自分が自分のことを見て必要なことを求めていく欲はいい欲だと言えます。

テレビや他の人から煽られて情報に振り回されて必要のないものに目を向けずに、自分の持っているものに目を向けることが必要だと言えます。

知足第一の富

まずは、自分が今何を持っているのかということに向き合ってみましょう。

そうすれば、ビジネスやスポーツなどで成功できるのではないでしょうか。

サッカーで活躍するメッシも身長は他のプレイヤーと比べたら不利とみられますが、自分が今持っている能力に向き合うことで身長が低いなりのプレーで多くの成功を残していますね。

「知足」という言葉を知ることで充実し富を築けることから「知足第一の富」という言葉が仏教の世界では存在するようです。

幸せは自分の持っているものに気づいた人に訪れ、ないものばかりに目を向けていると幸せはやってこないということですね。

 

ジンベイ親分の知足

ここでタイトルの伏線回収させてください。

どうしても書きたかったんです。(笑)

僕ワンピースが好きなんですけど、この知足について調べてたらあのワンピースの名言がまさに「知足」だなぁと思ったのでこれは書くしかないなって思いました。

ワンピースはめちゃくちゃ有名なので簡単に説明しますね。

主人公のルフィが兄であるエースを目の前で殺されてしまうんですね。

それでルフィが錯乱状態になるんですけど、そのルフィに次のように喝入れるんですよ。

 

 

失ったものばかり数えるな!!!お前にまだ残っておるものは何じゃ!!

これってまさに知足ですよね。尾田栄一郎先生はこのシーンを通して、知足という考え方を読者に知ってほしかったんでしょうね。(笑)

これに対してルフィが、

 

 

ってな感じで平常心を取り戻すんですよね。

今あるものとしっかり向き合いなさい。それがジンベイ親分の教えなのです。

このシーンは、グッときますよね!

 

まとめ

どうでしたか?

あなたが今持っているものを再確認し、それを今後活かしていけばいい結果が残るのではないでしょうか。

幸せとは掴むものではなく、気付くものだとも言えますね。

 

p.s. 巨根に憧れる。