僕が感じる映画「タイタニック」の見どころ

こんにちは、今回は伝説の映画「タイタニック(1997公開)」の見どころについて話していこうと思います。

いろんなメッセージを得ることができて、僕がめちゃくちゃ好きな映画の一つなんですけど、逆にメッセージ性がものすごく強くて

・音で楽しめる

・ディカプリオのカッコよさ

・伏線の緻密さと無駄のなさ

・おっぱいの美しさ

も大事なんですけど、今回はその中でも僕が大事だと思った所について話していきますね。

 

とその前に、登場人物を軽くおさらいしておきましょう。

 

 

登場人物

ジャック・ドーソン

主人公で年齢はアメリカの公式サイトによると20歳。15歳で天涯孤独となり、サンタモニカの似顔絵描きで稼いだ金でパリへ行き画家稼業をしていたそうです。ポーカーでタイタニックの切符を手に入れ、ローズと出会う。

 

ローズ

裕福な上流階級の17歳でホックリーと政略結婚を母から強制され、決められた人生に絶望し自殺を試みたがジャックに救われる。おっぱいがとてもきれい(推定Fカップ)

 

ホックリー

ローズの婚約相手で大富豪のビジネスマン。世の中は金でしょ的な思想を持つ。ローズのことを愛しているが飾り物のように扱う。

 

ルース

ローズの母。ローズをホックリーと強制的に結婚させ、家系の破産危機からの逃れようとする。身分で人を図る。

死を受け入れた人間

 

タイタニックには「死と別れ」が最大のテーマの一つでありますよね。

実際に起きた事件ということもあり、感慨深いものがあります。

タイタニックの沈没の際に人々がどういう行動に出るのかを注目してみるといろんな登場人物の人間性を楽しむことができます。

多くの乗船客が我先に助かろうとするんですが、中には死を受け入れる人もいました。

その死を受け入れ覚悟を決める瞬間がとても切なく感動のポイントだと感じる方も多いのではないでしょうか?しかも作中の彼らは実在した人物も多いということが驚きです。

今回はその実在した人物がどんな行動に出たかに焦点を当てて紹介していきます。

では、実際にどんな行動に出たか見ていきましょう。

 

  1.  船長(エドワード・スミス)

彼はタイタニック号の船長で他船の警告により氷山の存在をあらかじめ知っておきながら船のスピードを下げず、タイタニックを氷山にぶつけてしまいます。

船が氷山にぶつかった後、無線通信士に船の座標を他の船に知らせるよう指示を出すなど船長としての役割を最後まで全うします。

救命ボートは乗船してる人数の約半数で半分の人間が死ぬとわかっていた彼は、この事態を招いた自分が半数の死んでいく人たちを残して生き延びることなどできないと責任を感じ、操舵室の中で死を覚悟をし最期を迎えます。

 

 

2. 演奏家(ウォレス・ハートリー)

船の演奏家として船に乗っていた男たちが、 衝突後甲板上で音楽を奏で、死に直面した最後の瞬間まで乗客の不安を和らげようと尽力しました。

一度は辞め解散しつつも残りの一人が弾いた途端、また全員で戻り弾き始めます。

ここに彼らが死を受け入れ、演奏家としての最期を覚悟するシーンが表現されていて涙した人も多いかと思います。

 

 

3. 老夫婦(夫イシドア、妻アイダ)

タイタニックのジャックとローズの愛に匹敵するシーンがこちらです。

彼らは一等船客であり、救命ボートに優先的な状況でした。

女性と子供が優先ですので、二人同じボートに乗ることができないことから妻のアイダは乗船を拒否します。

航海士は、二人を一緒に乗せることを許可しますが、夫のイシドアは他の乗客を差し置いて自分らだけ特別扱いされるを良しとせず、救命ボートに確保された自分たちの席を自分のメイドに譲り客室に戻り、ベットで抱き合いながら死を受け入れます。

 

 

4. 設計師(トーマス・アンドリュース)

タイタニックが衝突し、瞬時にタイタニックが沈むこと察します。

自分が設計し、当時世界一で沈まないと言われた自慢の船が沈むと知ったときはどんな気持ちだったのでしょう。

また乗客に早急に避難を促し、 定員に満たないうちにボートを出してしまう乗組員を注意したり、思いやりのある彼は最後までタイタニックの責任者として動きました。

また、この船の責任者として自分が生き残ることはできないと船長と同じ思いを感じ一等客の喫煙室で死ぬ覚悟をし、最期を迎えます。

 

 

映画では、主に彼らが死を覚悟したシーンが印象的でした。

船が氷山とぶつかってたら沈没するまでの時間が約1時間~1時間半でした。その短い時間の中で死を覚悟することができるって相当大変ですよね。

自分だったらどんな判断するか想像してみると面白いかもしれませんね。

またタイタニックの造船会社の社長であり、この事件のきっかけ(船のスピードを上げるよう指示したり、救命ボートの数を減らしたりするなど)を作ったブルース・イズメイはパニックが起きてる最中、乗客に紛れて救命ボートに乗るシーンが皮肉にも描かれていました。

彼がした行為が善か悪かは僕には判断できないような気がします。船全体がパニックですので、正しい判断できるほうがすごいですよね!周りからなんと言われようと生き延びるほうが大切だと僕は思いました。

 

 

幸せとは?

 人間にとって幸せの基準とは何でしょう?

お金、健康、愛、社会的地位、自由、時間などいろいろな基準があるかと思いますが、あなたはな幸せになるには何が必要だと思いますか?

その答え自身が人間最大の問いのような気がしますよね。

明確な答えがあれば少しは楽でしょうね。

その問題について、この映画では人物を比較することで表現しているように思えます。

 

例えば、ジャックはローズよりも自由奔放な生活をしています。

逆にローズはジャックよりも身分が高くお金を持っていますが、自由ではありません。

ただ、ジャックはその生活を楽しんでいて満足しています。

ローズはその生活をよく思ってませんよね。

この二人の本質的な違いは ”未来が決まっているかいないか” だと思います。

ジャックは未来が自由でなんにでもなれるが、ローズはホックリーの嫁になることを強いられている。

 

人生は何が起きるかわからない。だから面白いのではないでしょうか?

 

wonder(不思議)がfull(いっぱい)でwonderful(素晴らしい)ですよね!!

 

ジャックは何が起こるかわからない生活をしていることに誇りを持っています。

「大切なものはすでに揃ってる。健康な体とスケッチブック。」

「橋の下で眠ることもあれば、世界一の豪華客船でシャンパン」

 

どんなカードが配られても毎日を大切にしようという考え方は見習うべきものだと思います。

人生が楽しいか楽しくないかは自分の気持ち自信で、どんな悪い状況でも楽しもうと思えば楽しくなるものですよね!

人は考え方次第で幸せになれるのではないでしょうか?

これが僕がこの映画から受け取った一つのメッセージです。

 

その未来が確定した人生を送るローズが自分が持ってるものをすべてを捨て、ジャックと共に何が起こるかわからない道を歩む決断をするところがまた素敵なんですよね。

 

 

本当に大切なもの

 

僕がジャックの一番の魅力として、”失うものがない”というところだとおもいます。

これはジャックが何も持っていないということを言いたいです。

逆に彼には絵を描く才能であったり、自分なりの人生観やコミュニケーション力などがありますよね。

でもそれって誰から盗まれたり、いきなりなくなったりするものではないですよね。

本当に強い人間ってそういう人間だと僕は思います。

人間って行動するとき、リスクってものがつきものなんですけど、

失うものが多いほどリスクってのは高くなってなかなか行動を決断できません。

でも失うものがない人って恐ろしい行動力を発揮しますよね。

だからこそ、失うものがない人間ってのが僕の目標なんですよね。

物や人などを得るよりも、知識や能力などのほうが今の時代大事だと思います。

 

また最後のシーンに年を取ったローズが、碧洋のハートという宝を大西洋に投げ捨てるシーンがあります。

なぜローズが海にダイヤを捨てたかというと、

ジャックとの思い出は心にあれば、思い出の品物なんて必要ない。

どれだけ高価であろうと物は物。

心の思いに敵うことなどない。

というメッセージではないでしょうか。

 

本当に大切なものは「自分の中にあるもの。目に見えないもの。」ということだと思いました?

以上が僕が思うタイタニックの見どころと受け取ったメッセージです。

 

ジャックの遺言

「約束してくれ。

何があろうと最後まであきらめないで、望みを捨てず生きると。」

 

 

まとめ

僕が今までに見た映画の中で一番好きで唯一涙を流した映画です。

タイタニックがヒットした理由は主人公とヒロインの恋愛と冒険という非日常がうまく配置されていたことやハイテクの3Dの特撮により、実際に起きた悲劇の物語を体感できることかと思います。

本当におススメです。

どれくらいおススメかというと、

売れすぎて公開終了するより先にDVDが発売するほどです。(本当)

最後にラストのシーンでジャックがローズに言った言葉を送ります。

 

ジャックの遺言

「約束してくれ。

何があろうと最後まであきらめないで、望みを捨てず生きると。」