突然ですが、あなたはご先祖様を大事にしていますか?
成功者の共通点の一つとして、「お墓参りをする。」というものがあります。
ちなみに「夢をかなえるゾウ(著:水野敬也)」の中にも載ってます。
今回は、成功者が先祖を大事にしている理由について話していきます。
それにはまず、過去帳というものの存在を知ることが必要です。
まずその過去帳というものについて話していきます。
過去帳
過去帳という言葉を聞いたことがありますか?
過去帳とは仏具の一つなんですけど、いろんな人々の詳細がを江戸時代まで遡ることができるものなんですね。
あなたは自分の家系図というものをご覧になったことはありますか?
自分のおじいさんのお父さんの名前をあなたは知っていますか?
知らない人のほうが多いと思いますが、
その先祖の名前はもちろん、死因や身分などいろいろな情報が記載されてるあなたの先祖のWikipediaとイメージするとわかりやすいかもしれませんね。
この過去帳というものはお寺が所有してることが多いんですが、
お寺は江戸時代において、行政(国民を支配するもの)の一つでした。
子供が生まれた時にお寺で戸籍を登録することで私たちの家系はキリシタンではないということの証明になったそうですよ。
この過去帳を遡ったとき、日本全土のどこの家系も飢饉に襲われていることが分かるんですね。
しかもその飢饉なんですが、この時代では頻繁に起きていたんですが、調べてみると被害が想像以上に大きくて何万人という単位で人間が死ぬそうです。
その中でも四大飢饉というものがあるのでそれについて話していきます。
江戸時代四大飢饉
江戸時代には飢饉が頻繁に起こり、江戸四大飢饉というものがあります。
その四つの飢饉を簡単に紹介します。
寛永の大飢饉
江戸時代初期の1640年から1643年にかけて起こった飢饉で、北海道の火山が噴火し東北に降灰で凶作、九州と西日本では牛疫が発症し牛が大量死したり旱魃(かんばつ)などが起こる。その他、大雨、洪水、旱魃、霜、虫害が発生するなど全国的な異常気象となった。
享保の大飢饉
江戸時代中期に起こった飢饉(1731~)で悪天候や大雨による冷夏、トノサマバッタなど相変異を起こす一部のバッタ類の大量発生により稲作に甚大な被害をもたらした。
天明の大飢饉
江戸時代中期(1782~1788)に起こった飢饉で日本近世で最大の飢饉とされる。火山の噴火と降灰、冷害、洪水また死んだ人間の肉を食い、人肉に草木の葉を混ぜ犬肉と騙して売るほどの惨状 。
天保の大飢饉
江戸時代後期(1833~1839)に起きた飢饉。大雨による洪水や冷害による大凶作で米作に偏った政策を行ったため被害が甚大。各地で百姓一揆、打ち壊しが頻発。
どうでしょう。
大変な時代ということが分かりますよね。
しかもこの飢饉が日本全土で起きてるということに驚きますよね。
死のパターン
そして過去帳観るとで飢饉が起きた時代において、どこの家でも死んでいく順番のパターンがあるんですよね。
昔は今のような核家族(両親、子)ではなく、複合家族(祖父母、両親、子)がほとんどだったそうですがこのパターン想像できますか??
その飢え死のパターンが、
嫁→祖父母→嫁の旦那→子
だというのです。逆に言うと、
子→嫁の旦那、祖父母→嫁
こうして少ない食料をまず子に与え、そして働き手である旦那と祖父母にそして最後に嫁へ分け与えていたとも言えますよね。
私たちが生きている命は遡っていくと日本全土で飢えて食べ物がなかった時代をみんな経験したわけです。
私の先祖も、これを見ているあなたの先祖も。
私たちは少ない食べ物を子供たちに残してギリギリまで生きて必死で死んでいった先祖の子孫なんです。
この話を聞いて、女性に頭が上がらなくなる方が多くなるそうです。
また先祖の人には会ったこともなく名前も知らないが彼らを身近に感じることができるのではないでしょうか?
感謝せざるを得ませんよね。
命のバトン
成功者の多くが墓参りを大切にする理由は、
墓参りをすることで、先祖が見守ってくれるというわけではなく、
食べるものがなく、着る服もなく、作物を耕したいが水もない、作ったとしても災害がおきて枯れる。
そのような状況の中で、なんとか這いつくばり木の根を掘りなけなしの食べ物をこの口に運んできた命のバトンがあったからこそ、
今ここに自分が生きていられる。
成功者の多くがこの命のリレーのバトンがあることを感じれる想像力があり、このような家計が栄えないわけがない。
そういうことなのです。
見たこともあったこともない、先祖の命がけのドラマがあったからこそ、今私たちは、暖かい部屋でお腹いっぱいご飯を食べ、遊びに行けたりすることができるんですよね。
是非想像してみてください。
自分のお父さんのお父さんのお父さんのお父さんのお母さんが子供たちに食料を与えて死んでいった。
そうやって子供の命をつないでいった、その子孫が私たちなんですね。
まとめ
成功者がなぜご先祖様を大切にしているのか分かった気がしませんか?
皆さんも是非ご先祖様に手を合わせて祈ってみてはいかがでしょうか?